百舌鳥古墳群・古市古墳群
(もずふる)について
ユネスコ世界文化遺産に登録
百舌鳥古墳群・古市古墳群(もず・ふるいちこふんぐん)は、およそ1600年前の古墳時代(4世紀後半から5世紀後半)にかけて築造された、古代日本列島の王や有力者たちの墓群です。
墳丘の長さおよそ500mにおよぶものをはじめとする、世界でも独特な鍵穴型の前方後円墳が多数集まり、これらと多数の中小墳墓が密集して群を形成しています。最盛期には両古墳群合わせて200基以上ありました(現存89基)。2019年7月に、ユネスコ世界文化遺産への登録が決定しました。
日本最大級の古墳群
古代日本の政治文化の中心地のひとつであり、大陸に向かう航路の出発点であった大阪平野に位置していて、百舌鳥(もず)古墳群(堺市)には面積が日本一大きい仁徳天皇陵古墳が、古市古墳群(羽曳野市、藤井寺市)には体積が日本一大きい応神天皇陵古墳があります。
「もずふる」とは
「もずふる」とは百舌鳥古墳群・古市古墳群の略称です。
ちょっと長くて堅苦しい百舌鳥古墳群・古市古墳群を短く呼ぶことで、うんと可愛いイメージに。
なんだか世界遺産を身近に感じませんか?
ユネスコ世界文化遺産に登録されているのは、49基ですが、現存している古墳はさらにたくさんあります。
ウォーキングしやすく整備されている道も多いので、ゆっくり歩いて景色を楽しみながら「お気に入り古墳」を見つけてください。